ブラジル ワールドカップ

スポーツ施設の課題

スタジアムやアリーナは、非常に高いパフォーマンスと超高密度対応という 両方の要件により、Wi-Fi ネットワークの導入が最も難しい場所のひとつです。 リオのマラカナン スタジアムは、76,000 人収容可能です。このような環境で 高速ワイヤレス サービスを提供するには、キャリアクラスの設備と導入、構 築の専門知識が不可欠です。この種の施設では従来から分散アンテナ システ ム (DAS) によりセルラーサービスを提供してきました。これは音声用には優 れた中立ホスト ソリューションではあっても短時間に許容量をこえる可能性 があるデータ トラフィック向けには不向きです。特に、サッカー ファンの ほぼ全員が iPhone や Android スマートフォンからビデオや写真を Facebook にアップロードし続ける、今日のデータ中心の世界ではこれが顕著です。結 局のところ、ワールドカップ観戦の楽しみのひとつは、スタジアムにいる自 分を撮影した写真やビデオを、来られなかった友達に確実に見てもらえるよ うにすることなのです。ファンの行動におけるこの大きな変化に対応するに はデータ容量を大幅に増やす必要があ り、そのための方法として Wi-Fi に勝る ものはありません。ワールドカップに向 けて、DAS ネットワークをオフロード してユーザー体験を大きく向上させるた めに、ブラジル携帯事業社 4 社 で構成 されるコンソーシアムが協力して Wi-Fi ネットワークを導入しました。

どの施設においても、最大の課題のひと つは実際のデータトラフィック需要を 満たすために必要な容量を推定すること です。最新のデータによると、インター ネットへの接続を望むファンが最大 35% ( ピーク時には 15% が同時使用、そして 今後間違いなく上昇 )、そしてファン 1 人 につき 300 kbps の帯域が必要と推定されます。この試算によると大規模スタ ジアムでは 1 Gbps を軽く上回るデータ ネットワーク容量が必要になります が、これはまだ序の口です。今後数年で、大規模施設におけるネットワーク 容量は 2 ~ 3 Gbps に達すると予測されています。今日の DAS システムでは この容量にまず対応できません。従い、音声向けには DAS、データ向けには Wi-Fi という流れはますます強まっています。もうひとつの興味深い傾向 は、多くの場合、アップリンクに対する需要がダウンリンクを上回るこ とです。Facebook、iCloud、Dropbox が登場するまでは、この傾向は一 般的ではありませんでしたが、現在スタジアムでは大量のアップロード が行なわれています。これはネットワークの設計と機器の選択に直接影 響を与えることになります。

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導入目的と要件
  • 超高密度施設における 安定した高速ワ イヤレス データ サービス
  • 3G および 4G DAS ネットワークのオフ ロード
  • 施設内にある公共の場所のどこからで も何千ものファンに数メガビット / 秒の 速度を同時提供
導入製品
  • 4 つのスタジアムで、ラッカス Zoneex AP、WLAN コントローラー、およびレポー ティング用の SmartCell Insight を組み合わ せて導入しました。
導入効果
  • 実際のワールドカップでの試合中、施設 におけるパフォーマンスの数値は数メガ ビット~数十メガビット / 秒の範囲を一貫 して示し続けました。